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2月1日は「臭いの日」!
注意しておきたい排気ガスの臭い




2月1日は「に(2)」「お(0)」「い(1)」の語呂合わせから「臭いの日」とされています。消臭商品の普及を目的に制定された日ですが、これを機会に車の臭いについてチェックしていきましょう。ドライバーがもっとも注意すべきは排気ガスの「臭い」。車内で排気ガスの臭いを感じたら、トラブルのサインである可能性が高いため、しっかりとチェックする必要があります。


排気ガスの臭いを放置する危険性

運転中に排気ガスの臭いを感じても、窓などから流れ込んできただけだろうと気にせず運転を続けてしまう方もいるかもしれません。しかし、実際には車の排気系のパーツに何らかのトラブルが発生している可能性があります。対処しなければ車の故障につながる恐れがあるため、そのまま走行を続けるのは危険です。

 さらに、排気ガスには二酸化炭素と水蒸気のほかに、微量ではあるものの人体に有毒な一酸化炭素が混ざっています。少し臭いがするだけだからと放置していると、気づいたときには排気ガスが車内に充満し、一酸化炭素中毒を起こしてしまうかもしれません。少しでも車内で排気ガスの臭いが気になったら、すぐに車の点検を行うようにしましょう。


排気ガスの臭いが気になったときの対策

車内で排気ガスの臭いがする場合、マフラーに穴や亀裂が発生し、ガスが漏れているなどのトラブルが起きている確率が高いでしょう。排気ガスが漏れている箇所は黒いススが付着しているケースが多いため、点検で比較的簡単に見つけることができます。


◎マフラーに穴が開く原因
 マフラーに穴が開く原因としてもっとも多いのが「サビ」です。近年はサビに強いステンレス製のマフラーを採用している車が多いですが、エンジンやマフラーが温まらない短距離走行を続けていると内部に水が溜まりがちになり、ステンレス製であってもサビが発生してしまうことも。また、スチール製のマフラーの場合は経年劣化とともに腐食する可能性が高いので、日ごろからこまめにチェックするようにしましょう。

 マフラーのサビ対策として、1度エンジンをかけたらある程度の距離を走行することを心がけましょう。また、こまめな洗車やワックス、防錆スプレーなどを用いたコーティングも、マフラーのサビ防止に効果的です。サビは金属が水や空気に触れることで発生する現象なので、金属の表面をしっかりコーティングするのがポイントです。



◎マフラーの修復方法
マフラーに発生した穴や亀裂は、小さいものであれば自力で修復することができます。修復方法は以下の通りです。
 「サビ落としでサビを落とす」­­  「耐熱パテを付ける」­­  「耐熱塗料を散布する」

 補修のアイテムはすべてカー用品店でそろえられるため、あらかじめ準備をしておきたいところ。最初は小さな穴でも、放置していると想像以上の速さで広がっていってしまうため、見つかり次第早急に修復する必要があります。

マフラーに開いた穴が大きくなってしまうと自力での対処が難しくなり、修理に出す、マフラーの交換をするなどの対応をとらなければいけません。どちらにしても高い費用がかかってしまうので、定期的な点検とメンテンナンスがカギとなります。


◎マフラーに異常が見られない場合
マフラーに異常が見られないにもかかわらず車内が臭うときは、大気汚染防止機器である「チャコールキャニスター」というパーツが故障している可能性があります。その場合、排気ガスではなくガソリンの臭いが車内に漂うのが特徴です。排気ガス同様、ガソリン臭も人体に害を及ぼすため、速やかなパーツの交換が求められます。

 いかがでしたか? 排気漏れは人体に有害な影響を及ぼすため、急ぎ対処する必要があります。また、排気漏れは車検の際に厳しく検査され、小規模でも排気系の機器に破損が見つかると車検を通すことができません。日ごろから車の臭いにも神経を尖らせ、少しでも早く異常を察知できるようにしておきましょう。



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