道路交通安全方針を掲載しています
SaftyRec iアプリダウンロード
App Storeからダウンロード 無料版はこちら Android MarketからSafety Recをダウンロード 無料版はこちら
安全運転ドライブ大学から最新のお知らせ
安全ドライブ大学HOME > 安全運転コラム

安全運転コラム 安全運転のコツやマナーなどドライブに欠かせない知識をお届けしています。

交通事故発生の多い3月、安全運転を徹底しよう!




寒さが徐々に和らぎ、日差しが暖かくなってくる3月。新しい年度に向けて忙しくなるこの時期は、何かと車に乗る機会も増えるのではないでしょうか。そんな時期にとくに注意したいのが交通事故です。3月は、1年の中でも事故発生の多い月といわれています。今回はその理由をはじめ、事故防止に向けた対策をご紹介します。


3月に交通事故が多くなる理由

警察庁の統計によると、平成29年3月の交通事故発生数は「41,113件」であることがわかりました。これは平成29年1~11月までの中では2番目に高い数字(もっとも高いのは10月の41,364件)であり、2月(37,086件)や4月(37,571件)と比べても、3月だけ数字が跳ね上がっているのが明らかです。



3月に交通事故発生が増える理由として、年度末は年末同様に慌ただしく、車も人も通常時に比べて集中力が散漫になっている点が挙げられます。加えて、3月は花粉症が流行る季節。花粉症治療薬の副作用などで頭がボーっとしてしまい、反応や動作が遅れがちなドライバーが多いことも原因の一つに考えられます。


注意しておきたい2つの運転

交通事故の発生にはさまざまな原因がありますが、とくに注意しておきたいのが「居眠り運転」です。ここでは居眠り運転につながりやすいとされる「漫然運転」と「過労運転」の特徴についてご説明します。


◎漫然運転
 漫然運転とは頭がぼんやりとした状態でする運転のことであり、居眠り運転はこの中に含まれます。警察庁のデータによると、平成19年から29年までの期間、3月に交通事故を起こす原因としてもっとも多かったのがこの漫然運転でした。年度末の忙しさや花粉症などの影響で疲労や眠気を引き起こし、漫然運転の状態から事故を起こしやすくなっているのです。漫然運転により交通事故を起こしてしまった場合は、安全運転義務違反となり3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられるため注意が必要です。



◎過労運転
漫然運転に比べ交通事故発生の直接的な原因になることは少ないものの、いつも以上に仕事などで心身に負荷がかかりやすい年度末、とくに注意したいのが過労運転です。過労運転は、道路交通法で以下のように定められています。



条文に過労、病気、薬物とありますが、過労はどのように判断をすればいいか迷う方も多いかもしれません。しかし、実は過労にも明確な基準があるのです。仕事で運転を行っている場合、1ヶ月の拘束時間が293時間を超えていると過労運転と認定されます。

過労運転は一発で免許取り消しとなるほか、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられるなど、罰則が非常に重いのが特徴です。過労状態での運転を避けるため、会社にかけ合い労働時間の調整をしてもらうなどの行動が必要となるでしょう。


◎漫然運転などによる交通事故の対策方法
 漫然運転や過労運転による交通事故を防ぐためには、「居眠り」対策をしなければいけません。サービスエリアなどで定期的に休憩・仮眠をとったり、カフェインを意識して摂取したりするのはもちろん、最近ではテクノロジーの発達によりドライバーの状態を察知し、警告をしてくれるメガネなどのアイテムもあります。事故防止に万全を期すため、とくに車の運転をする機会が多い方は積極的に取り入れておきたいところです。

また、この時期は花粉症の治療薬を飲む方も多いですが、安易な薬の服用は上記したように過労運転の条件に該当します。どうしても車の運転が必要な場合は、医師に相談するなどして、眠くならない薬を処方してもらうようにしましょう。

 いかがでしたか? 日ごろから事故を起こさないよう心がけるのはもちろんですが、年度末となる3月は運転への注意が散漫になりがちです。本コラムでご紹介した漫然運転や過労運転の特徴をしっかり覚えておき、そうした状況に陥らないよう前もって適切に対処していきましょう。



バックナンバー
 安全運転コラム│安全ドライブ大学│by Safety Rec(データ・テック)

ページトップに戻る ▲