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4月10日は交通事故死ゼロを目指す日!
死亡事故発生の主な原因とは




平成20年より4月10日は、日本政府による「生活安心プロジェクト」の一環として、「交通事故死ゼロを目指す日」に制定されています。ドライバーが事故防止を心がけるのは当然ですが、特に死亡事故はあってはなりません。取り返しのつかない事態を引き起こさないためにも、今回は交通死亡事故につながりかねない危険な行為について詳しく紹介します。


把握しておきたい交通事故死の主な原因

2020年は新型コロナウイルス感染症対策による外出自粛の影響もあってか、交通事故による死者は過去最少の「2839人」でした。事故死の件数が減っている一方で、政府が目標としていた「2020年の交通事故死者2500人以下」の目標は達成できませんでした。ドライバーもより安全への意識を高めることで、交通死亡事故の減少に努める必要があります。昨年も3000人近くの方が亡くなっている交通死亡事故の主な原因について検証します。

 ◎原因1:安全運転義務違反
交通死亡事故の原因の中でも、非常に多いのが「安全運転義務違反」です。安全運転義務違反は、多くの場合下記の行為が該当します。

「漫然運転」「脇見運転」「運転操作不適」
「安全速度違反」「動静不注視」「安全不確認」


こうした行為の中でも、特に注意すべきなのが「漫然運転」です。運転中、スマートフォンを操作したり、風景に気を取られてしまったりする場合、思わぬ事故につながる危険性があります。

◎原因2:歩行者妨害
安全運転義務違反同様に、交通死亡事故の原因となりがちなのが「歩行者妨害」です。歩行者妨害とは、横断歩道や交差点を横断しようとする歩行者・自転車に対して、一時停止をしないまま進路妨害をする行為を指します。故意に妨害するケースだけでなく、歩行者や自転車を見逃した結果、接触事故に発展してしまう場面も少なくありません。


◎原因3:スピード違反
交通死亡事故の原因として、ドライバーの多くがついやってしまいがちな「スピード違反」も挙げられます。車のスピードが出ていれば、当然それだけ咄嗟の判断はとりにくくなり、事故発生の危険性が上昇するでしょう。加えて、事故が発生した際の衝撃もスピードが出ていればその分大きくなるため、死亡に事故につながるリスクも上昇します。

 ◎原因4:通行区分違反
歩行者や他のドライバーが予測できない「通行区分違反」を犯した運転を行うと、交通死亡事故につながる危険性も高くなるでしょう。通行区分違反とは、たとえば直進レーンで突然左折をしたり、左折専用レーンにもかかわらず直進したりする行為を指します。こうした行為は周囲が車の進行を想定しづらく、咄嗟の回避が難しく、重大な事故につながりかねません。

◎原因5:信号無視
車同士の接触事故につながる原因となりやすいのが「信号無視」です。信号無視の場合、どちらの車も速度を出しているケースが多く、衝突した場合は死亡事故につながりやすいと言えます。信号無視は日頃から安全意識さえ保っていれば防げるため、常にルールを順守する意識を持ちましょう。



交通事故を起こさないためのポイント

交通死亡事故を起こした場合、ドライバーは「過失運転致死罪」に問われることとなり、7年以下の懲役もしくは7年以下の禁錮、100万円以下の罰金が科せられる恐れがあります。また、飲酒や薬物などで本来運転が困難な状態で交通死亡事故を起こした場合は「危険運転致死傷罪」となり、1年以上の懲役(最高20年)となるリスクもあります

こうした最悪の事態を招かないため、違反運転を行わないのはもちろん、日頃から車を運転する際は「危険予測」の意識を強く持つべきでしょう。歩行者の飛び出しや対向車の右折など、運転中は常にさまざまな予想外の出来事が起こる可能性を頭に入れておくことが大切です。

また、疲労が溜まっていたりイライラしていたりと心身の状態が不安定な場合、注意力が散漫になりがちなので、危険運転のリスクが高まります。車の運転をする際は、リラックスした精神状態であるかを意識したうえで、長距離運転となりそうな場合には適度な休憩を挟むようにしてください。




 いかがでしたか? 交通死亡事故を起こせば懲役刑などの刑罰が科される恐れがあるほか、人命を奪ってしまった場合は、その重い事実と一生向き合っていくことになります。一瞬の油断が一生を台無しにするだけに、運転中は常に安全を意識しましょう。



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