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2月9日は風の日!
春の嵐に備え覚えておきたい強風時の運転方法




2月9日の「風の日」は、「ふ(2)く(9)」と「吹く」の語呂合わせによって制定されました。日頃から車を運転するドライバーは、これから発生する「春の嵐」に注意しなければいけません。台風でもない限り、風に注意を払うドライバーは少ないかもしれませんが、油断していると重大な事故に巻き込まれる可能性があるため注意しましょう。


強風時の運転の危険性

風は雨と違い、車を運転中に目で確認できるものではないため、危険性を甘く見てしまいがちです。しかし、実際には強風によって車のコントロールが効かず、事故を起こしてしまう可能性は決して少なくありません。風の強さと車の運転への影響は、以下の通りです。

平均風速(m/s) 予報用語 車の運転への影響
10~15 やや強い風 高速道路を走行している際、横に流されるような感覚を受ける
15~20 強い風 高速道路走行中、横に流される感覚がより顕著になる
20~30 非常に強い風 通常速度での運転が困難になる
30~ 猛烈な風 走行中の大型車両が横転する

基本的に、運転に危険が生じるのは平均風速が20m/秒以上になった場合とされています。平均風速20m/秒以上の風はめったに吹きませんが、立春(2月4日)から春分(3月21日)の間に吹く「春一番」や、3月から4月後半にかけて発生する「春の嵐」の間は、注意が必要です。実際、2012年には山形県で最大瞬間風速51.1 m/秒もの強風が発生しており、これからの時期は特に用心しておく必要があるでしょう。

走行中の車が強風を受けた場合、スピードが出ていれば出ているほど、遠心力によって大きく車線から脱線する可能性があります。また、車体が大きい分だけ強風によって車体が傾きやすくなる特徴も。ミニバンやワンボックスカーを運転している際は、特に強風に警戒しなければいけません。

強風に対する運転対策

 ◎事前にできる強風対策
強風に対する対策として、まずは気象情報をしっかりチェックすることが大切です。特にこれから春にかけては、天気や気温の情報のみでなく、風の強さについても目を通しておきましょう。車を運転する日に強風に関する情報が出ている場合は、前述したようにスピードが出ている分だけ影響を受けてしまうため、普段よりもスピードを落とした運転を心がけるようにしてください。

◎運転中の強風対策
風の影響が強く出る以下のような場所では、強風の影響でハンドルを取られないよう両手をしっかりハンドルに置いたうえで、いつでも減速できるよう準備しておくことが大切です。

◆トンネルの出口 ◆ビルの谷あい ◆海岸沿い
◆高速道路の防音壁が切れている箇所 ◆橋・土手の上

どんなに注意をしていても、一瞬の気の緩みなどから強風によってハンドルが取られそうになってしまうケースがあるかもしれません。そんなとき、慌てて急ブレーキをかけてしまうのは非常に危険です。一見すると何もない場所での急激な減速は、追突事故に巻き込まれる恐れがあります。減速をする際は、ポンピングブレーキを使用して徐々にスピードを落とすようにしましょう。

 同様に、強風で車が流されそうになったからと、逆方向に急ハンドルを切るのも大変危険です。体感では流されているように感じても実際はそれほどでもなく、かえってハンドルを切った方向に流されてしまう場合があります。大切なのは冷静に状況を判断し、確実にスピードを落とすこと。しっかりとスピードを落としたうえで、それでも車が強風によって流されそうだと判断した際は、無理をせずに安全な場所への避難をおすすめします。



 いかがでしたか? これから春が近づくにつれて、風の強い日は増えていくことが予測されます。運転に支障が出るほどの強風に遭遇したとき、大切なのはパニックを起こさないことです。落ち着いて強風に対応した運転ができれば、事故に巻き込まれるリスクは軽減できます。パニックに陥らないためにも、運転する日の風の強さはどの程度のものなのか、事前にしっかり調べておくと安心でしょう。



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