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暑さもピーク!車内で熱中症にならないための対策




8月は暑さがピークを迎える時期。外に出るときはこまめに水分をとるなど、熱中症にならないよう注意している方は多いのではないでしょうか。ただ、直接日光を浴びない車内では、つい油断して熱中症対策を怠りがちかもしれません。しかし、実は車内でも熱中症にかかる可能性は非常に高いため、しっかりと対策をしていく必要があるのです。


熱中症になりやすい車内の特徴

 強烈な日差しを直接浴びる外に比べ、エアコンの効いた車内ならば安全と考える方が多いかもしれません。しかし、熱中症は暑さだけでなく、体内の水分や塩分が足りなくなったときに起こる症状でもあります。エアコンをかければかけるほど車内は乾燥し水分が失われるため、熱中症にかかるリスクは高くなるといえるでしょう。

また、運転中は直接日光を浴びることはなくても、前後左右の窓から常に輻射熱を浴びている状態です。輻射熱を浴び続けると体熱は上昇し、発汗によって水分を失ってしまいます。外にいるときはすぐに分かる発汗も、乾燥した車内では気づかないケースが多く、いつのまにか大量の水分を失い脱水症状を起こしてしまう危険性があります。

 運転中のドライバーは、事故を起こさぬよう集中・緊張の状態にありますが、精神が緊張状態にあると、発汗量が増えるのは間違いありません。さらに、運転中はトイレの回数を減らそうと、水分摂取を極力控える傾向にあります。しかし、熱中症にかかるリスクを考えると、水分はとれるときにしっかり摂取しておく必要があるでしょう。



すぐにでも始められる熱中症対策

熱中症対策は、意識さえすればすぐにでも始められるものばかりです。ここでは、その中から代表的な対策をご紹介していきます。



◎適度な休憩と水分補給
 車内での熱中症を避けるため、心がけておきたいのが「適度な休憩」です。1~2時間の運転をしたら、必ず15分以上の休憩をとるようにしてください。休憩の際はしっかりと水分補給をするのも大切です。このとき口にする飲み物は、利尿作用があるカフェインの入ったコーヒーなどではなく、ミネラルウォーターや麦茶などノンカフェインのものを選ぶようにしましょう。塩分や糖分を一度に摂取できるスポーツドリンクもおすすめです。

また、運転者は当然ですが、同乗者であっても夏場のドライブでアルコールを口にするのは危険なため避けてください。アルコールは体内で分解するのに多くの水分を消費するため、熱中症にかかる原因となり得るからです。


◎車内環境の整備
 熱中症の原因となりやすい輻射熱を下げるためには「カーフィルム」を使用するのが効果的です。透明遮熱のカーフィルムであれば、視界を遮ることなくガラスから伝わる温度を下げることができるため、多少コストはかかるものの活用していきたいところでしょう。特に熱中症にかかりやすい小さな子供や高齢者のいる家庭であれば、なおのこと必須アイテムといえます。

また、サービスエリアなどで休憩をとる際には、車内の環境もリフレッシュしましょう。エアコンをフル稼働させている車内は極度に乾燥しているため、外の新鮮な空気を取り入れる必要があるのです。



◎熱中症の初期症状を見逃さない
 熱中症にならないためには、熱中症の初期症状を把握し、症状が見られたら速やかな対策をしなければいけません。熱中症の初期症状として知られているのが「口腔内の乾き」「身体のダルさ」「手の冷え」です。こうした症状を感じたときには熱中症になりかけている状態のため、急ぎ運転を中断して水分補給を行ってください。

また、舌が白濁しているのも熱中症のサインといわれています。自分だけでなく、同乗者の様子がおかしいと思ったら、まず舌を確認してみましょう。白くなっているようなら一刻も早く水分と休憩をとり、症状が続く場合は速やかに医療機関を受診しましょう。




 いかがでしたか?身体を動かさず、狭い空間の中で高い集中力が求められる車の運転は、熱中症になりやすい要素が揃っています。暑さがまだまだ続くこれからの時期、車を運転するときは飲み物を常備しておくなど、できる限りの熱中症対策をとっておいてください。



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