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7月1日は国民安全の日!
運転時は暑さによる心理状態の悪化に要注意




7月1日は、「国民安全の日」。交通事故や火災などに対する国民の安全意識を高めるため、内閣府が制定しました。運転時は、どんなときでも安全運転を心がけるのが基本です。しかし、暑さによって健康状態や心理状態が悪化すると、普段では考えられないような危険運転をするドライバーも少なくありません。事故を回避するためにも、真夏の運転はいつも以上に注意してください。


運転者の心理状態に悪影響を及ぼす「暑さ」

夏場は暑さで体力の消耗が激しく、疲れがたまりやすい季節です。夏に疲れがたまる原因として、主に以下の4つが考えられます。

 ◆暑さや紫外線による疲労蓄積
◆熱帯夜による睡眠不足
◆エアコンを原因とする体調不良
◆屋外と冷房が効いた屋内の寒暖差

こうした理由により、気づかぬうちに集中力の低下を招きかねないのが夏の運転の特徴です。集中力が低下すると、普段なら注意しているはずの漫然運転(ぼんやりとした状態で行う運転)によって事故を起こす危険も高まるでしょう。

夏は疲れやすいにもかかわらず、運転の機会が多くなる点も要注意です。お盆の帰省や夏休みの旅行のために、普段はしない長距離運転をするドライバーも多く、不慣れな運転は疲労蓄積の原因となります。

 ◎夏の運転は心理状態にも要注意
夏場の暑い中での運転は体だけでなく、心理面にも悪影響を及ぼします。アメリカの心理学専門誌「Psychology Today」によると、人は暑すぎる環境では不機嫌になるだけでなく、行動が攻撃的に変容していくとしています。こうした心理は運転時にも表れるため、猛暑の時期はあらかじめ警戒しなければなりません。普段であれば歩行者や対向車に道を譲っているような場面で、暑さによるイライラから自分本位な運転をしてしまうと、事故のリスクも上がるでしょう。


夏場の運転で意識すべきポイント

夏場の運転では、事故を避けるために意識したいポイントがいくつかあります。

◎健康管理の徹底
夏場は食欲減退や睡眠不足を原因とする体調不良になりがちです。また、エアコンのかかった室内との寒暖差により、自律神経のバランスが乱れるケースも。こうした状態で運転をすると、事故のリスクが高まります。体調不良を防ぐには、エアコンの適切な温度設定や栄養の摂取、適度な運動などを徹底しましょう。

◎脱水症状の予防
 車の運転中は、車内の乾燥や輻射熱などにより脱水症状になる危険性があります。屋外であれば、発汗などによって脱水状態を察知しやすいですが、運転中は乾燥した車内で汗が乾くので不調を察知しにくく、気づいたときには深刻な状態になっていることも。重度の脱水症状では意識障害が生じる場合もあるので、安全運転のためにも常に飲み物を車内に用意し、定期的に水分補給をしてください。

◎気持ちにゆとりを持った運転
夏場は暑さから、ちょっとしたことでもイライラしてしまいがちです。気持ちの乱れは注意力低下につながり、事故の原因となるので、常にゆとりを持った運転が求められます。時間には常に余裕を持ち、渋滞にはまりそうな道はできる限り避けるなど、運転に焦りが生じないスケジュールを心がけましょう。また、甘いものを食べたり好きな音楽を聴いたりするなど、リラックスできる車内環境づくりも大切です。


 いかがでしたか? 夏場は心身ともに疲弊しやすい時期であり、体調管理を徹底する必要があります。もし体調が悪いと感じたら、万が一を考え車の運転は避けるようにしてください。また、夏場は体だけでなく心の健康にも注意しましょう。自分がイライラしていると感じたら、安全運転のためにも、リラックスできる手段を探してみてください。



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