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1月10日は「110番の日」!
あおり運転に遭遇したらためらわず通報しよう!




1月10日は、1985年より警視庁が110番の適切な使用推進を目的として「110番の日」と定めています。最近では、運転中であっても110番通報するトラブルが増えています。その大きな要因が「あおり運転」です。ニュースで頻繁に報道され、世間を騒がせているあおり運転に遭遇してしまった際、身の危険を感じたらためらわず通報する必要があります。


あおり運転は事故の大きな原因に

近年、社会問題化しつつあるあおり運転。2018年にチューリッヒ保険会社のアンケートにて2230人のドライバーに「あおり運転に遭遇したことはあるか」と聞いたところ、「ある」という回答は70.4%と非常に高い数字となりました。また、あおり運転の被害を受けるのは軽自動車やコンパクトカーなど、小型車が多い傾向にあることも明らかになっています。

 あおり運転による無茶な幅寄せや割り込みは大変危険です。2017年6月に東名高速道路で起きた死亡事故に代表されるように、巻き込まれると大事故につながるリスクが非常に高いといえます。巻き込まれてから後悔しないためにも、日頃からあおり運転への対策をしっかり意識しておくことが必要なのです。



あおり運転に遭遇した際の正しい行動

あおり運転に遭遇したとき、何よりも優先しなければならないのが自分や同乗者の安全です。安全をしっかり確保するためには、以下の点に注意するようにしましょう。

 ◎停車までの行動
もしも前方に割り込まれ、減速せざるを得ない状況となっても、極力すぐに停車するのは避けるようにしましょう。とくに場所が高速道路の場合は、安易に停車すると後続車両に追突される恐れがあります。前方に割り込まれたときはすぐにハザードランプをつけ、後続車両にトラブル発生を伝えるようにしてください。

 あおり運転によって車線変更せざるを得ない状況になったときは、必ず左側の車線に移るよう意識すること。あおり運転から逃れようと焦って右側の車線に移ると、追い越そうとしている後続車に追突されてしまうリスクがあります。




◎停車してからの行動
あおり運転によって停車を余儀なくされる場合は、その後さらなるトラブルが発生することを考えなければいけません。停車する際は、走っている場所が高速道路であればサービスエリア、一般道ならコンビニなど、多くの人が行き交う場所を選ぶようにしましょう。

 こちらが停車すると、あおり運転をしてきた相手はそのまま走り去るケースと、最悪の場合は降車してこちらへ向かってくるケースも考えられます。その場合、しっかりドアをロックして外には出ず、すぐに110番通報をしましょう。自力で対処しようと車の外に出てしまうのはさらなるトラブルにつながるリスクがあり、大変危険です。

◎緊急時は運転者でも「110番通報」を!
あおり運転に遭遇し、身の危険を感じた際、同乗者がいる場合は110番通報をお願いするようにしましょう。ただし、自分以外に人が乗っていないときは、運転時でもかまわず110番通報をするようにしてください。運転中の電話は道路交通法に違反する行為ですが、道路交通法第71条には「傷病者の救護または公共の安全の維持のため当該自動車等の走行中に緊急やむを得ずに行うものを除く」と記されています。

あおり運転により安全の維持が難しいと判断した場合、110番通報は違反行為に該当しないため、安心して110番通報をしてください。110番する際は落ち着いてあおり運転をしてきた車のナンバーなどを伝え、可能であれば動画の撮影もするようにしましょう。



 いかがでしたか? いくら自身が安全運転を心がけていたとしても、ある日突然あおり運転の被害者にも加害者にもなる可能性があるのです。あおり運転に巻き込まれたとき、動揺して事故を起こさないためにも、日頃から「いつあおり運転に遭遇してもおかしくない」という意識を持つことが大切です。気持ちに余裕を持ってあおり運転をしないのはもちろん、実際に遭遇したときは冷静に正しい対処ができるように心がけましょう。



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