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見えない敵「ブラックアイスバーン」!
冬の始動・走行時に潜む危険と対策




1月は一年でもっとも冷え込み、路面の凍結リスクが高まる季節です。とくに厄介なのが、単に濡れているだけのように見える「ブラックアイスバーン」。昼夜の寒暖差が大きい冬の運転は、目に見えない危険が潜んでいます。この記事では、早朝の始動時から走行中まで、冬の運転に潜むリスクを回避するための具体的な対策と心構えを解説します。

なぜ1月は路面凍結が多発するのか?

冬の路面凍結は、気温だけでなく「路面上の水分の温度」と「放射冷却」が大きく影響します。夜間から早朝にかけて、雨や雪、霜として残った水分が冷えて凍りつき、外気温が5℃を下回るあたりから凍結のリスクが一気に上昇。とくに雲が少ない晴天の夜は地面から熱が逃げやすく、路面温度が急激に下がります。そのため、見た目は乾いているようでも、実際には局所的に凍結している箇所が潜んでいることがあります.

 1月は日中も気温が上がりにくく、前日の雨や雪解け水が、翌朝まで残りやすいのも特徴です。橋の上やトンネル出入口、日陰、山あいのカーブなど路面温度が下がりやすい場所では、雪がなくても凍結しやすくなります。スタッドレスタイヤ装着車でもスリップ事故のリスクが高まるため、とくに注意が必要と言えるでしょう。

見えない敵「ブラックアイスバーン」の
見分け方と走行の注意点 

ブラックアイスバーンとは、アスファルトの表面に薄い氷の膜が張り、「単にアスファルトが濡れているようにしか見えない」現象のことです。見た目では凍結と判別しにくいにもかかわらず、その滑りやすさは氷盤路面と同レベル。「止まれるつもりでブレーキを踏んだのに、まったく減速しない」という危険な状況を招きます。

雨や雪のあとに急激に冷え込んだ朝晩や、気温が0℃前後で推移する時間帯、晴れて放射冷却が強く出た朝などはブラックアイスバーンができやすいとされています。こうした条件や場所に差し掛かったら、「濡れているように見える路面=凍結しているかもしれない」と疑い、以下のような走り方を徹底しましょう。

 • スピードをいつもより大幅に落とし、エンジンブレーキ主体で減速する

 • 車間距離を通常の2倍以上にして、急ブレーキを避ける

 • 急ハンドル、急加速、急ブレーキといった「急」のつく操作を一切しない

早朝・発進時に必要な「暖機運転」とチェックポイント

冬の始動直後は、エンジンオイルやミッションオイル、冷却水が冷えきっており、車の性能が十分に発揮されません。この状態でいきなりアクセルを強く踏み込むと、エンジン・駆動系の摩耗やパワー不足、レスポンス低下により危険を招くリスクが高まります。エンジンの寿命と燃費、そして安全性を守るために、まずは暖機運転をし、油温と水温を適正範囲に近づけてから走行するようにしましょう。

なお、最近の車は長時間アイドリングによる暖機よりも「視界確保のための短時間のアイドリング+低速で走りながら温める『走行暖機』」が推奨されるケースが多く見られます。「暖機運転=長い放置アイドリング」と考えるのではなく、「安全な発進のための必要最低限の準備」と捉えましょう。

万が一スリップしたときの正しい対処法

凍結路面では、どれだけ注意してもスリップのリスクはゼロになりません。大切なのは、滑り始めたときの冷静な対処です。

まず、反射的な急ブレーキや強いアクセル操作は絶対に避けてください。こうした行動はタイヤのロックや急加速を招き、さらなるスリップの原因とななります。スリップ時はパニックにならず、操作を極力「穏やか」に保つことを最優先に考えましょう。ブレーキは一気に踏み込まず、軽く断続的に踏む「ポンピングブレーキ」で姿勢を立て直すのがポイントです。ハンドル操作は、車が滑っている方向へゆるやかに切る「カウンターステア」を意識すると、スピンを防ぎやすくなります。
  
最大の防御策は「予防」です。前輪が滑り出す前に、普段から速度を抑え、凍結が疑われる場所では車間距離を広く取るなどして、スリップを発生させない運転を徹底しましょう。


 いかがでしたか。冬の路面凍結下での運転で重要なのは、 「危険が見えてから対応する」のではなく、「見えない危険が必ずある」ことを前提に行動する姿勢です。 とくに冷え込みが厳しくなる1月はブラックアイスバーンが発生しやすい季節。 慎重な発進、早めの減速、余裕ある車間距離で、冬の事故を確実に防ぎましょう。




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