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3月19日はミュージックの日!車内で音楽を聞く際の注意点とは?
3月19日は、319(ミュージック)の語呂合わせから、音楽労働団体「日本音楽家ユニオン」によってミュージックの日に定められています。車を運転する方の中には、ドライブを盛り上げるために音楽を流している方も多いでしょう。しかし、注意しなければ思わぬトラブルを招くリスクもあります。どんな注意点があるか、確認しておきましょう。
ドライブ中に音楽を聞く行為はさまざまな利点がある一方、危険な運転の原因となるリスクも否定できません。ここでは、車中で音楽を聞くメリット・デメリット双方について紹介します。
◎メリット1 <音楽による脳の活性化>
自分の好みの音楽を聞くことで、脳の活性化が期待できます。実際、認知症患者の集中力改善を見込む治療として、「音楽療法」も存在するほどです。
車の運転中に脳が活性化されれば、集中力が向上することで散漫運転のリスクを軽減できます。とっさの判断が求められる場面でも、正しい判断を下せることで安全性が高まるでしょう。加えて、脳が刺激されることで、居眠り運転防止の効果も見込めます。
◎メリット2 <音楽により精神をリラックス>
ヒーリングミュージックなど、心をリラックスさせる効果がある音楽を聞くと、人間は副交感神経が優位になります。この状態になると、気持ちの落ち込みやイライラした感情を軽減しやすくなるのです。
運転中、落ち込んだ気分になっていたり、イライラしたりしていると、注意力の散漫につながりかねません。特にイライラしていると運転が乱暴になったり、雑になったりする恐れがあり、事故発生の危険性も上昇するでしょう。運転中に音楽を聞けば、こうしたリスクの軽減が期待できます。
音楽の中でも、特にリラックス効果があるとされているのが「三拍子の音楽」です。理由として、三拍子は心臓のリズムと合致するため、心を落ち着かせやすいとされています。さらに、三拍子の音楽であれば軽快なリズムを刻みやすく、前述した脳を活性化させる効果も見込めるはずです。
◎デメリット1 <運転のリズムを崩す>
音楽には集中力を向上させてくれるプラス効果がある一方で、選曲を誤ると逆効果になる恐れもあります。例として、アップテンポなポップスなどの曲を選択すると、歌に集中が向かってしまうリスクがあり、運転時に集中力を乱しかねません。運転中にかける曲としては、なるべく歌詞が少なく落ち着いた曲調のものが望ましいでしょう。
また、自分のお気に入りのアーティストの曲をかけた場合、運転よりも音楽に没頭してしまうケースが考えられます。こうした理由から、選曲には注意を払う必要があるのです。
◎デメリット2 <音量次第でトラブルになるリスク>
車の中だからと、大音量で音楽を流した場合、音が周囲に漏れてしまうリスクがあります。その場合、騒音として多大な迷惑となる危険性は十分に考えられるでしょう。時には、周辺住民との間でトラブルに発展する恐れも想定されます。最悪の場合、法令違反に該当するリスクもあるため、音楽の再生は迷惑にならない範囲で行うようにしてください。
音楽を爆音で流した場合、違反行為に該当するかを気にする方もいるでしょう。まず、現在の道路交通法において、「音楽を聴いてはいけない」という条文はありません。しかし、爆音での音楽再生は道路交通法における「安全運転の義務」に違反するケースも考えられるのです。その場合、安全運転義務違反として、「3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金」という罰則が科される恐れがあるでしょう。
また、爆音を流しての運転は、各都道府県が定める「道路交通法施行細則」に違反するパターンもあり、注意しなければなりません。違反した場合には、罰金が科されるリスクがあるため、自分が走る地域のルールを確認しておくとともに、なるべく音量は控えめとする意識を持っておくようにしてください。
いかがでしたか? 音楽は適切な曲をチョイスすれば安全運転のサポートとなりますが、誤った選曲をすると集中力低下の原因となる恐れもあります。車の運転中に音楽を流す場合には、曲の種類と音量にしっかり注意を払うようにしましょう。