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臭いの気になる季節、車内を快適な匂いにする方法とは?




ジメジメとした梅雨から、本格的な夏に季節が変わろうとしています。暑さがどんどん増してくる時期こそ気をつけたいのが、車内の「臭い」です。普段から車に乗っているドライバーは臭いに慣れてしまっているためなかなか気づきにくく、誰かを車に乗せたとき初めて発覚するケースも少なくありません。そうした事態を防ぐため、このコラムを読んで日頃からの臭い対策についてしっかり確認しておきましょう。


車が臭う原因

 車が臭う原因はさまざまですが、代表的なものとして挙げられるのが「体臭」「タバコ」「エアコン」です。この中でもとくにこれからの暑い季節、注意しなければならないのが「体臭」でしょう。いくらエアコンで車内を冷やしていても、外から車に乗ったときには大量の汗をかいている状態です。汗はシート生地に染みこんでいき、やがて不快な臭いを発生させる原因になります。

体臭同様、気をつけたいのが「タバコ」です。タバコには「アンモニア」「アセルアルデヒド」「タール」などの成分が含まれており、これらは悪臭を発する原因となります。タバコを車内で吸うと、シートはもちろん天井などにも煙が染みつくため、臭い対策は必須です。

 臭いの原因として意外と多いのが「エアコン」。夏場はエアコンを使用する頻度が非常に多くなりますが、エアコンを作動させたとき雑巾のような悪臭が漂うケースがあります。原因は、カビ。エアコンを使用するとエアコン内で結露が発生し、汚れが付着することでカビが大量に発生してしまいます。カビが原因の臭いは放っておくと身体にも悪影響を及ぼすため、すぐに対策をしたほうがいいでしょう。



車内を快適に保つ方法

車内を消臭し、快適な空間を作り出すための方法はいくつか存在します。その中から代表的なものを3つご紹介します。



◎重曹を使う
 重曹は日常生活でよく使用されるものであり、薬局などで購入が可能です。重曹には消臭作用があるため、まず重曹を水に溶かして重曹水を作り、ウエスなどで車のシートを吹き上げると、染みついたタバコや体臭の臭いを除去することができます。

注意点として、重曹は基本的に人体に害はありませんが、革素材のシートの場合は変色などの影響が出るケースがあるため、使う際は注意が必要です。


◎エアコンのエバポレーターを掃除する
 エアコンには液体を蒸発させ気体に変えるエバポレーターという装置があり、これはカビが発生しやすいパーツでもあります。そのため、エバポレーターを清潔にしておけば、悪臭の発生を防げるケースが多いのです。掃除方法は、エアコン洗浄用のスプレーを利用したり、水をかけたあとに歯ブラシなどでみがいたりする方法があります。

また、普段からカビを発生させないために、冷房を使用したあとはエアコン内を乾燥させるのが大切です。運転後に窓を開けて、数分間の暖房運転を行うなどの方法を実行してみるといいでしょう。



◎芳香剤を使う
 悪臭の根本的解決にはなりませんが、車内を快適な空間にしたいのであれば、芳香剤を用いるのも手です。さまざまなタイプの匂いがあるので、個人の好みに合ったものを選べます。

また、芳香剤には「固形」「液体」「ゲル」「エアコン取りつけ」など複数のタイプがあり、それぞれでメリットとデメリットが異なります。たとえば車内全体の臭いが気になる場合は、揮発性が高く香りが広がりやすい液体タイプのものを使用するなど、今の車の状況を考えてセレクトしていくといいでしょう。芳香剤は高い位置に置けば置くほど効果があるとされているので、設置位置を決める際に意識してみましょう。




 いかがでしたか? 災害が発生した際、運命を分けるのは事前の対策といっても過言ではありません。普段から車内に災害対策のアイテムを常備しておくのはもちろん、あらかじめ避難場所の確認や家族間での連絡手段を決めておくなどの準備も忘れずにしておきましょう!



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