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多くの日本人を悩ます花粉の季節!
運転時に考えられるトラブル




毎年2月下旬頃になると、全国各地で花粉が飛び始めます。数千万もの人が悩まされ、日本の「国民病」とまでいわれている花粉症は、決して他人事ではありません。花粉症を原因とした運転トラブルは数多く発生しているため、車を運転するドライバーは花粉症への対策をしっかり考えておく必要があるでしょう。


花粉症が原因で発生する交通事故

花粉症にかかると、日常生活のあらゆる場面に支障が出てきます。それは運転中も例外ではありません。実際、花粉症による以下のような症状が原因で、交通事故を起こしてしまったというケースはいくつも存在します。


 ◎目の異常

花粉症にかかった人の目は、かゆくなったり涙目になったりするなど、さまざま異常が起きます。こうした症状で怖いのが、「視野の確保が十分にできなくなること」です。歩行者の飛び出しに対する反応が遅れるだけでなく、信号や一時停止の標識を見逃してしまい、事故に巻き込まれるリスクは高くなってしまいます。


 ◎くしゃみ・せき

花粉症にかかると、涙や鼻水だけでなく、くしゃみやせきといった症状が出る人も多いでしょう。その中でも、瞬間的に目をつぶり身体を揺らすくしゃみは、運転中はとくに避けたいところ。周囲への注意力がおろそかになるだけでなく、はずみでハンドルを誤操作してしまう恐れがあります。特に花粉症によって生じるくしゃみは2回、3回と立て続けに起きるケースが多いため、なおのこと危険なのは間違いありません。


 ◎眠気

頭がボーッとしてしまうのは花粉症の代表的な症状の一つですが、それに加えて花粉症の薬を飲んでいる場合は猛烈な眠気に襲われるリスクがあります。花粉症は「ヒスタミン」という眠気を防いでくれるホルモンが活発になり過ぎることで起こる症状です。しかし、薬を飲むとヒスタミンを抑え過ぎてしまい、眠気を引き起こしてしまうことも。花粉症の薬のなかには眠気を起こしにくいものもあるので、日常的に車を運転する人は薬を選ぶ際にしっかりと確認しましょう。

運転時に徹底したい花粉対策

花粉症の対策として、多くの人が試みているのは「マスクをする」「薬を飲む」などでしょう。しかし、マスクをつけると眼鏡が曇ってしまい視界が悪くなってしまったり、服薬は眠気を誘発させたりする可能性があるなど、万全の対策とはいえません。花粉症対策で重要なのは、「花粉を車内に入れないこと」と「花粉を車内から取り除くこと」です。


 ◎花粉を車内に入れない方法

運転中に花粉症の症状を抑えるには、花粉を車内に入れないことが大切。車に乗る前には、必ず衣服を払うようにしましょう。この際、衣服だけでなく花粉が付着しやすいバッグや靴も念入りに払うようにしてください。

また、花粉は静電気が生じる箇所に集まる特徴があります。そのため、日頃衣類を洗濯する際には柔軟剤を使用するなどして静電気を発生させない処置をしておくといいでしょう。静電気防止スプレーを使用するのも効果的です。


 ◎花粉を車内から除去する方法

どんなに注意をしていても、花粉を完全に遮断することはできません。ただし、車内に入り込んだ花粉を除去する方法はあります。効果的なのはエアコンの換気を「内気循環モード」にすることです。外気をシャットアウトすれば、花粉の侵入を防げます。車種によっては入り込んだ花粉を除去してくれるフィルターが備わっているため、積極的に利用するようにしましょう。

車内に入り込んだ花粉を除去するために、ハンディータイプの掃除機や水拭き用の雑巾を車内に用意しておくのもおすすめです。車内でも特に花粉が付着しやすいとされているのが「シート」と「ダッシュボード」。花粉症の症状が重い人は、こまめに掃除をしておくと安心でしょう。



 いかがでしたか? たとえ花粉症が原因だったとしても、交通事故を起こせば重い責任を問われるのは間違いありません。実際、2017年には花粉症のくしゃみが原因で追突事故を起こした男性が、執行猶予付きの有罪判決を受けています。予期せぬ事故を引き起こさないためにも、日頃から花粉症対策はしっかり考えておくようにしましょう。



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