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梅雨の交通事故を防ぐために!
「車のメンテナンス」と「雨天走行」を!




雨の日が続く梅雨の時期は、視界不良や路面の滑りやすさから、交通事故の発生リスクが晴天時よりも大幅に高まります。自分や同乗者の安全を守るためには、運転時の注意はもちろん、事前の車両メンテナンスなどの入念な「雨対策」が欠かせません。本記事では、梅雨時期の運転で気を付けたいポイントと、事故を未然に防ぐための対策について紹介します。

梅雨の運転で事故が増える原因

首都高速道路などの調査データによると、雨の日の1時間あたりの事故件数は晴天時の約5倍にも上るとされています。雨天時に交通事故が起きやすい主な原因として挙げられるのが、路面の「スリップ」と「視界不良」です。

 雨によって濡れた路面ではタイヤとの摩擦力が低下し、ブレーキを踏んでから車が完全に停止するまでの制動距離が普段より長くなります。また、雨雲による自然光の減少や、フロントガラスに付着する水滴や対向車の跳ね上げる水しぶきによって視界が遮られ、歩行者や他車の発見が遅れることも大きな原因となります。

雨の日の歩行者は傘で視界が狭まっており、雨音で車の接近に気づきにくいため、ドライバー側のさらなる注意が必要です。

◎ハイドロプレーニング現象に注意
 雨の日の運転において最も恐ろしいのが「ハイドロプレーニング現象」です。これは、濡れた路面を走行することでタイヤと路面の間に水の膜ができ、車が水の上に浮いた状態になる現象を指します。この状態に陥ると、タイヤのグリップ力が完全に失われ、ハンドルやブレーキの操作が全く利かなくなります。濡れた路面を時速60km以上で走行する、交通量の多い道路の「わだち」に水がたまっている場所、タイヤの溝が極端に減っているなどの場面で発生しやすいため注意が必要です。

万が一、運転中にハイドロプレーニング現象が発生した場合は、慌ててハンドルを切ったり急ブレーキを踏んだりしてはいけません。アクセルペダルから静かに足を離して、エンジンブレーキによって自然に車が減速し、タイヤのグリップが回復するのを待ちましょう。

雨の日に意識したい安全運転

悪条件が重なる梅雨の時期は、普段以上に慎重な運転操作と周囲への配慮が求められます。雨の日に実践すべき安全運転のポイントは以下の通りです。

◎スピードを出しすぎない
急発進、急ブレーキ、急ハンドルの「3急運転」は、スリップの直接的な原因となります。ハイドロプレーニング現象を予防するためにも、意識的にスピードを抑え、普段よりも穏やかなペダル・ハンドル操作を心がけることが重要です。

◎ガラスの曇りの除去・早めのワイパー作動
 車内外の温度差や乗員の湿気によってガラスが曇ると、前方が見えなくなり大変危険です。フロントガラスの「デフロスター」、リアガラスの「リアデフォッガー」を活用して、早急に曇りを除去しましょう。また、雨が降り始めたら早めにワイパーを作動させ、常にクリアな視界を確保することも大切です。

◎車間距離の確保
雨の日はブレーキが利きにくくなるため、晴天時よりも十分な車間距離を空けましょう。また、余裕を持った距離を保つことで、前走車が跳ね上げる強烈な水しぶきによって一時的に視界が奪われるリスクにも対応できます。

◎早めのライト点灯
 雨天時は昼間であっても周囲が暗くなります。自分の視界を確保する目的だけでなく、対向車や歩行者に「自分の車の存在を早く知らせる」ために、日中から早めにヘッドライトを点灯することが有効です。

◎サングラスも有効
雨天時は、濡れたアスファルトに光が乱反射し、白線や横断歩道のペイントが見えにくくなります。路面の余計な反射光をカットする「偏光レンズ」のサングラスを着用することで、路面状況が見えやすくなり、目の疲れや運転中の不安を大幅に軽減できます。




車の点検・メンテナンスも忘れずに

ドライバーの安全意識に加えて、車自体の状態を万全にしておくことも不可欠です。梅雨入り前に確認しておきたい重要なメンテナンス項目を紹介します。

◎ワイパー
ワイパーのゴムが劣化していると、雨水を拭き取った際に筋状の拭きムラができるなど視界が悪化するため、半年から1年を目安に定期的な点検・交換を行いましょう。

 ◎タイヤ
溝が減ったタイヤは滑りやすいだけでなく、ハイドロプレーニング現象を引き起こす最大の要因になります。タイヤの溝の深さや亀裂の有無を確認し、適正な空気圧が保たれているかを必ずチェックしましょう。



◎バッテリー
雨天時はワイパー、エアコン、ヘッドライトなどを同時に多用するため、車の電装系やバッテリーに大きな負荷がかかります。長年使用しているバッテリーは、負荷に耐えきれず電圧低下や突然の始動不良を起こしやすいため、早めの点検や交換を検討しましょう。

◎油膜除去や撥水コーティング
 フロントガラスに排気ガスなどの油分が付着していると、夜間に光がギラついて視界が極端に悪化します。専用のクリーナーで油膜を完全に除去しておきましょう。また、ガラスやサイドミラーに撥水・親水コーティングを施しておくと、雨水を効果的にはじき、悪天候でもクリアな視界を保てます。

◎カビ・ニオイ対策も
梅雨時期の高い湿気は、エアコン内部にカビを発生させる原因となります。快適な車内空間を保ち、カビによる嫌なニオイや健康被害を防ぐためにも、本格的な長雨の前にエアコンフィルターの交換や、内部の洗浄を行うのがおすすめです。



 いかがでしたか。雨が続く梅雨の季節は、濡れた路面や視界の悪化によって事故が発生しやすくなります。そのため、普段以上に安全運転への意識を高めるとともに、車両のメンテナンスにも目を向けて、しっかりと雨対策をしておきましょう。




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