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一瞬の油断が事故に直結!
カーナビ使用時は「わき見運転」に要注意!




カーナビは車を運転するうえで頼もしい存在ではあるものの、気を取られ過ぎると思わぬ事故を引き起こすリスクもゼロではありません。安全運転を続けるためにも、「わき見運転」はしないよう常に意識しておきましょう。今回は、カーナビを使用する際の注意点と、わき見運転の危険性について詳しく紹介します。


カーナビを「注視」してはいけない理由

12月は帰省などで運転の機会が多くなり、カーナビを使用するケースも自然と増加するでしょう。しかし、普段カーナビを使い慣れていないと、つい画面を見過ぎて前方確認を怠ってしまう恐れがあります。その場合、先行車への追突や歩行者の飛び出しに対処できなくなり、思わぬ事故につながるリスクは否定できません。

カーナビの操作を原因とした事故が起こった場合、スマートフォン操作により事故を起こした際と同等の扱いをされるでしょう。厳しい罰則が科せられることもあるので、細心の注意を払わなければなりません。

◎カーナビ使用時の注意点
カーナビには多くの種類が存在します。ただし、基本的にどのタイプであっても車の走行中はテレビ視聴など一部機能の利用が制限されているはずです。これは安全運転を行うために施された機能ですが、制限を解除する方法も存在するので注意が必要と言えます。

 帰省のため家族でドライブをしている際などは、つい場を盛り上げようとする余り制限を解除してしまいがちです。しかし、運転中のテレビ視聴は集中力を大きく削ぐ行為であるため、事故のリスクも増大するでしょう。

加えて、運転中にカーナビの制限を解除して操作していた場合、事故を起こしていなくても交通違反行為として罰則対象となります。「ちょっとだけなら大丈夫だろう」という油断が、自分だけでなく家族や大切な人までも危険に巻き込みかねないことを、意識しておきましょう。


たった2秒のわき見運転が重大事故につながる

カーナビを操作する際、「ほんの少しなら……」と注意を怠ってしまう方は少なくありません。しかし、わき見運転はたった2秒間であっても、運転の状況を大きく変えてしまいます。2秒前には存在しなかったはずの車が目の前にあったり、突然道路を横断する歩行者が現れたりした場合、咄嗟の行動が取れずに重大な事故につながる危険性があるでしょう。

こうした事故は、常に前方をしっかり注意していれば防げる可能性があります。そのため、カーナビを利用する際にはそちらにばかり気を取られないよう、常に意識しなければなりません。

一方で、カーナビをまったく見ないのであれば、設置している意味がないと感じる方もいるでしょう。それでも、もしカーナビで道を確認したいときは、ほんの少し目をやる程度に留め、2秒以下の注視にすることが重要です。じっくりチェックしたいのであれば、安全な場所に車を停車してから行うようにしてください。


わき見運転に対する罰則とは

運転中のカーナビ操作によって生じるわき見運転は、「ながら運転」の一部として扱われます。警察庁が実施した調査では、近年「ながら運転」によって発生する事故は増加傾向にあり、2018年の事故件数は2008年の約2倍にまでなった、というデータもあるのです。

こうした状況を危惧した政府によって、2019年12月1日から改正道路交通法が施行され、ながら運転への罰則が以下のようにより厳しいものとなりました。

  改正前 改正後
罰則 5万円以下の罰金 6ヵ月以下の懲役または
10万円以下の罰金
反則金(普通車の場合) 6,000円 18,000円
違反点数 1点 3点


上記には、もちろんカーナビ操作だけでなくスマホ操作も含まれます。正しい使い方をしていれば、頼もしい運転のサポート役となり、多くの情報をもたらしてくれるカーナビですが、誤った使い方をすれば大きな後悔につながることもあるのです。

重大な事故を起こしてから後悔することがないよう、運転時には「カーナビを注視しない」「カーナビで道順などをじっくり確認したいなら停車時に」という意識は常に持つようにしてください。


 いかがでしたか? これから帰省シーズンを迎えるにあたって、カーナビを操作しながら運転する方も増えるでしょう。楽しい年末年始を過ごすためにも、運転時にはくれぐれも安全を意識するようにしてください。カーナビを使用する際は制限を解除せず、操作の際には細心の注意を払うようにしましょう。




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