道路交通安全方針を掲載しています
SaftyRec iアプリダウンロード
App Storeからダウンロード 無料版はこちら Android MarketからSafety Recをダウンロード 無料版はこちら
安全運転ドライブ大学から最新のお知らせ
安全ドライブ大学HOME > 安全運転コラム

安全運転コラム 安全運転のコツやマナーなどドライブに欠かせない知識をお届けしています。

そのタイヤ大丈夫?
雪が降る前に知っておくべき冬の準備




11月に入ると、いよいよ冬が近づいてきます。路面の凍結や積雪といった危険を回避するためには、冬用タイヤへの交換が不可欠。この記事では、タイヤが本当に安全か確認するためのチェック方法や、交換の最適なタイミング、雨や霧が多い季節の安全運転のポイントについて詳しく解説します。

雪が降る前にタイヤ交換はなぜ必要?

冬の道路は、凍結や積雪などのリスクがあり滑りやすくなっています。とくに早朝や日陰では路面が凍結しやすく、思わぬスリップ事故につながるおそれも。こうした冬特有のリスクに備えるために欠かせないのがスタッドレスタイヤです。
スタッドレスタイヤは、氷の上にできる薄い水の膜を除去し、路面との密着性を高める構造を持っています。そのため、ブレーキを踏んだ際の制動距離を短く抑えることができ、安全性を大きく向上させます。
一方夏用タイヤのゴムは気温が7℃を下回ると硬くなり、グリップ力が著しく低下します。つまり、「雪が降ってから」では遅く、「寒さが本格化する前」に交換することが重要です。スタッドレスタイヤは、冬の走行安全を確保する「最初の防衛策」です。

冬用タイヤの寿命と見極め方 

冬用タイヤは柔らかいゴムで作られているため、使い方や経年劣化によって性能が変化します。一般的にスタッドレスタイヤの交換目安は4〜5年と言われ、ゴムが硬化すると氷上性能が低下することに。スリップサインやプラットフォーム(タイヤの残溝を示すサイン)などもチェックし、摩耗が進んでいる場合はシーズン前に新しいものへ履き替えるのが安全です。運転の安全性をアップしましょう。

冬用タイヤ交換のタイミングと注意点

冬用タイヤへの交換は、単にシーズンが来たから行うのではなく、タイミングや作業時の注意点を意識することが重要。これにより、安全性とタイヤ寿命の両方を守れます。ここでは、最適な履き替え時期の目安や作業前後に押さえておきたい大切なポイントを解説します。

◎「気温7℃」を目安に交換

タイヤ交換の目安となるのは、「気温7℃」。この温度を下回ると夏用タイヤの性能が低下し、滑りやすくなります。地域によって気温の下がり方は異なりますが、一般的には10月下旬〜11月初旬が交換のタイミングとされています。
また、11月以降はタイヤショップや整備工場が混雑し、予約が取りにくくなることも。スムーズに交換を済ませるためには、天気予報や気温の変化をチェックし、早めの予約と点検を心がけましょう。
交換の際は、タイヤの溝の深さ(4mm以上が目安)やゴムの硬さも確認を。安全に冬を乗り切るためには、単に「履き替える」だけでなく、タイヤの状態をチェックすることも大切です。

◎車に合ったタイヤを選び、装着後も再チェック

タイヤ交換の際は、車に合ったタイヤサイズと「ロードインデックス(耐荷重性能)」を確認しましょう。サイズが合っていないと、ハンドリング性能の低下やスピードメーターの誤差、車検での不適合などにつながるおそれがあります。
また、ロードインデックスとは「タイヤ1本が支えられる最大の荷重」を示す数値のことで、車の重さに対してこの値が低すぎるタイヤを装着すると、タイヤの損傷やバースト、操縦安定性の低下を招く危険があります。指定値以上のものを選ぶことが、安全走行の基本です。
さらに、装着後はホイールナット(タイヤを固定するナット)の締め付け状態も要チェック。交換後に一度走行してから、約100kmを目安に締め付けトルク(ナットの締まり具合)を再点検・再締付けしてください。走行中の振動などでナットが緩むことがあり、この確認を怠るとタイヤ脱落事故などにつながる可能性があります。安全のため、必ず行いましょう。

雨や霧の多い季節、安全運転のポイントは?

冬の運転で注意すべきなのは、雪や氷だけではありません。雨天や霧で視界が悪くなると、ブレーキ操作や前方確認が遅れやすく、衝突リスクが高まります。ここでは、雨・霧の多い季節における安全運転ポイントを紹介します。

 ◎雨の日の運転ポイント

雨天走行では、路面の水膜によるハイドロプレーニング現象に注意が必要です。タイヤの溝が浅いと排水性が悪化し、ハンドルやブレーキの操作が効きにくくなります。そのため、スタッドレスタイヤへの履き替えは雪道対策だけでなく、雨天時の制動性能向上につながります。


 ◎霧の日はロービームやフォグランプを活用

霧が発生した場合は、ハイビームではなくロービームやフォグランプを使用し、反射を防ぎつつ視界を確保しましょう。前後の車との距離を広く保ち、急ブレーキや急ハンドルを避けることが事故防止につながります。




 いかがでしたか。スタッドレスタイヤは、冬季の安全を守るための基本装備です。気温が下がり始めたら、交換とあわせてタイヤの摩耗やゴムの硬さをチェックしましょう。確実な準備と日常点検の積み重ねが、安全で快適な走行につながります。安心して冬を迎えるために、今から整えておきましょう。




バックナンバー
 安全運転コラム│安全ドライブ大学│by Safety Rec(データ・テック)

ページトップに戻る ▲

<font color="#ba2626">

「ドアパンチされた…」その時どうする?適切な対応と対策