道路交通安全方針を掲載しています
SaftyRec iアプリダウンロード
App Storeからダウンロード 無料版はこちら Android MarketからSafety Recをダウンロード 無料版はこちら
安全運転ドライブ大学から最新のお知らせ
安全ドライブ大学HOME > 安全運転コラム

安全運転コラム 安全運転のコツやマナーなどドライブに欠かせない知識をお届けしています。

行楽シーズンに向けてお出かけが増える季節は、
紫外線に注意しよう!




行楽シーズンに向けて車で出かける機会が増えるこれからの季節、注意しておきたいのは「紫外線」です。運転中に紫外線を浴び続けていると人体への悪影響はもちろん、車が劣化する原因にもなってしまいます。夏に向けて紫外線はどんどん強くなっていくため、夏本番を迎える前にしっかりと対策を考えておきましょう。


紫外線が人体に与える影響とは?

人体に悪影響を与える紫外線は、具体的にはどのような影響があるのでしょうか。環境省が発表している「紫外線環境保健マニュアル」によれば、人体が紫外線を浴び続けていると「慢性障害」と「急性障害」の2つの症状が現れるとされています。

◎慢性障害
 長年に渡って日光を浴び続けることで人体にシミやしわ、腫瘍が発生するなどの影響があるのが慢性障害です。車を運転する際は、とくに慢性障害に注意をしなければいけません。シミやしわは老化現象と思われがちですが、実は紫外線による「光老化」によって発生している場合が多く、しっかり紫外線対策をすればシミやしわを防ぐことができます。紫外線に対して何の対策も講じていないと、皮膚がんになる可能性があるため注意しましょう。また、紫外線を浴び続けていると、白内障など目に影響が出てくるリスクもあります。


◎急性障害
車の運転だけで発症することは稀ですが、一般的に海水浴など屋外で大量の紫外線を浴びた際に起こりやすいのが急性障害です。急性障害を発症すると皮膚が炎症を起こし、いわゆる日焼け(サンバーン)の状態になります。炎症は8~24時間でピークを迎えますが、たいていの場合2、3日すれば治まります。


◎運転中に紫外線から人体を守る対策
紫外線はガラスを透過するため、車内にいても屋外とほとんど変わらない影響を受けていることになります。そのため、運転をするときは日焼け止めクリームを塗る、車の窓にUVカットフィルムを貼るなどの対策をするようにしましょう。

 日本車は右ハンドルのため、とくに身体の右側が日焼けしやすいのも特徴です。日焼け止めを頻繁に使用するのが難しい方は腕から手の甲までを覆うアームカバー、紫外線や日差しの影響で目が疲れやすい方は偏光レンズを使用したサングラスなど、専用アイテムを使用するのもおすすめです。カー用品などで販売しているので、ぜひチェックしてみてください。



 また、紫外線対策として覚えておきたいのが「服の色」です。オーストラリアやニュージーランドなどでは「UPF(衣類の紫外線保護係数)」が定められており、それによると黒い服が85.9%の紫外線カット率を誇り、もっとも高いとのこと。そのほかにターコイズ(81.6%)やイエロー(77.8%)などのカラーもカット率が高いため、運転の際はこれらのカラーの衣服を身につけるといいでしょう。逆にオフホワイトは42.3%と紫外線カット率が低いため、避けておいた方が無難です。



紫外線が車に与える影響

紫外線は人体だけでなく車にも悪影響を与え、紫外線を浴び続けると塗装が劣化していきます。これは、日光は物質に当たると共鳴振動が起こり、熱エネルギーを発生させることで塗装同士の分子結合が破壊され、塗装の剥がれを引き起こす原因となっています。


 紫外線による車の劣化は初期段階では目視で判断するのが難しいですが、劣化が進み発生する「チョーキング」には、塗装部分に触ると手に白い粉がつくという特徴があるため、視認が可能です。チョーキングの症状が出たら、早急な対策が求められます。



車の紫外線対策として効果的なのが、カーコーティングです。コーティングによって塗装の上に膜を張った状態にしておけば、紫外線のダメージを防ぐことができます。また、紫外線対策は運転中だけでなく駐車時にも必要です。日光を完全に防げるビルトインガレージがあればもっとも効果的ですが、カーポートのあるガレージに駐車するだけでも十分有効といえます。どちらも難しいようなら、駐車の度に車にカバーをかけるなどの対策をしておきましょう。


 いかがでしたか? 紫外線は、家族で出かけることの多い時期である4~9月にかけて強くなるとされています。ご自身と家族の身を守り、大切な愛車を紫外線のダメージにさらさないためにも、日ごろからしっかりとした紫外線対策を施していきましょう!



バックナンバー
 安全運転コラム│安全ドライブ大学│by Safety Rec(データ・テック)

ページトップに戻る ▲