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運転中に災害が発生したときの対策


去る1月17日、阪神淡路大震災から20年の節目を迎えました。予期しない事態が起きると人はパニックになりがちですが、命を守るには落ち着いた行動が欠かせません。では運転中に地震や洪水など予期せぬ災害に遭遇してしまった時、どのように行動すれば良いのでしょうか?シミュレーションをしながら、緊急時に備えましょう。

大きな地震に遭遇してしまったら?

運転中に災害が発生したときの対策 震度4以上の大きな地震では、運転が困難になる場合も。事故などの二次被害を防ぐためにも、落ち着いた運転を心掛けましょう。周囲の車への配慮も大切です。

1. ハンドルをしっかり握る
揺れの最中は車が左右に揺さぶられるので、ハンドルを取られないようしっかりと握ります。
2. 道路の左側にゆっくり停止させる
ハザードランプを点灯して周囲に注意を促し、道路の左側へゆっくり車を停止させます。後続車との追突を避けるためにも、急ブレーキや急ハンドルはしないようにしましょう。
3. 揺れがおさまるまで車内で待機する
落下物などの恐れがありますので、すぐに車外に飛び出すのは危険です。慌てずに、落ち着くまで車内で待機しましょう。
4. カーラジオ等から情報収集する
災害の状況や交通情報などを確認します。


洪水で冠水路にはまってしまったら?

運転中に災害が発生したときの対策 台風や集中豪雨の時には、冠水路に遭遇する事も少なくありません。 浅く見える道でも、水が急激に流れ込んだり、見た目より深い水位になっている場合がありますので、原則として冠水路は迂回するようにしましょう。万が一に冠水路にはまってしまった場合は、落ち着いて避難することが大切です。

1. 低いギアで減速して通過する
スピードを出すとエンジンに水が入りやすくなります。低いギアに切りかえてゆっくり通過しましょう。側溝や障害物が見えにくくなっているので、道路の状況にも注意が必要です。
2. 車が止まってしまった場合は、無理にエンジンをかけない
エンジンに水が浸入している可能性が高く、無理にエンジンをかけると悪化する事があります。車外に避難し、来た道を歩いて戻りましょう。
3. ドアが開かない場合は、後部ドアか窓から脱出を
水位が上がってくると、水圧でドアが開かなくなることがあります。その場合は後部ドアや窓からの脱出を試みましょう。電気系統の故障で開かない時のために、窓を割るための緊急脱出用ハンマーを用意しておくと安心です。無い時はシートベルトのバックルなどを使い、比較的割れやすいサイドウィンドーの隅を狙って叩きましょう。


車を置いて避難する時は?

運転中に災害が発生したときの対策 車を置いて避難する時は、緊急車両の通行の妨げにならないよう、空き地や駐車場などの道路外に移動させます。やむを得ず道路上に車を置いていく場合は、下記の点に注意しましょう。
・エンジンを止める
・エンジンキーは付けたままにする
・ドアはロックせず、窓を閉める
・連絡先を書いたメモを置いておく
緊急車両の通行時に、警察官が移動させるためです。車から離れる際には、車検証などの貴重品を忘れずに持っていきましょう。


以上、運転中に災害が発生したときの対策をお届けしました。

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災害はいつ自分の身に降りかかってくるか分かりません。いざという時に冷静な行動が取れるよう、普段から準備しておきたいですね。


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