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ゴールド免許とは、過去5年間に無事故・無違反のドライバーに交付される免許証です。優良運転者の証として、ゴールド免許を持っていると信頼できるドライバーと見なされ、さまざまな恩恵を受けることができます。今回のコラムでは、ブルー・グリーン・ゴールドそれぞれの免許証の特徴とゴールドになるための条件、ゴールド免許によって得られる特典をご紹介します。
初回更新者: 有効期間は3年 |
継続して免許を受けている期間が5年未満で、事故や違反の有無が違反運転者講習の区分に該当しない人 | |
一般運転者: 有効期間は5年 |
継続して免許を受けている期間が5年以上。軽い違反(違反点数3点以下)が1回以下の人 | |
違反運転者: 有効期間は3年 |
違反が過去複数回ある、またはケガのある事故を起こした人 |
継続して免許を2年以上受けている場合、「過去2年間無事故・無違反」で「違反3点以下」なら、その後の3ヶ月間違反がなければその点数は加算されない(リセットする)特例がありますが(詳しくは第39回コラム「青切符と赤切符の実態とリセット法」)、違反点数はリセットできても「違反歴」は残るため、ゴールド免許にはなりません。次回の更新時にブルー免許となってしまいます。
ゴールド免許を目指すには、やはり日頃からの「安全運転」がカギ。一度ゴールド免許となってもその後に違反や事故を起こしてしまえば、次回の更新時にブルー免許に降格してしまいます。あくまで、安全運転を継続することが重要なのです。
◎更新時の講習時間と手数料が抑えられる
参考:警視庁ホームページ(平成29年2月時点) ※手数料は非課税
◎警察署で免許の更新ができる
免許の更新は、主に運転免許試験場や運転免許更新センターなどで受けることができますが、東京都の場合、ゴールド免許の方のみ警察署でも更新することができます(伊豆諸島・小笠原諸島は除く)。警察署は数も多く、免許取得・更新に来た人でごった返している運転免許試験場に比べて空いているため、短時間でスムーズに手続きできるメリットがあります。他方、違反運転者は運転免許更新センターでの更新もできず、運転免許試験場に限られます。
※都道府県によって警察署でゴールド免許の更新ができない場合もあるため要確認
◎クルマの保険料が安くなる
ゴールド免許を持っていると、クルマの任意保険料が割引になります。割引率は自動車保険会社でまちまちですが、おおよそ10%前後といわれています。また、レンタカーでもゴールド免許を提示すれば20%割引を受けることができるところもあります。
いかがでしたか? 毎日クルマに乗る人にとってゴールド免許の維持は意外と難しいかもしれませんが、大事なのは「継続して安全運転を心がける」という気持ち。日頃から無事故・無違反を意識できていれば、ゴールド免許を持っているペーパードライバーに比べて、本当の意味で「優良運転者」といえるのではないでしょうか。すでにゴールド免許を持っている人も、これから目指す!という人も、一人のドライバーとして自覚を持った運転を心がけてくださいね。