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車についた花粉はどうやって落とす?
対策と予防方法を解説




花粉症の人だけでなくドライバーたちも悩ませる「花粉」。車体にこびりついた花粉は見た目を悪くするだけでなく、放置することでシミになってしまうこともあります。ここでは、車についた花粉の落とし方や、予防方法について解説します。

花粉が車に及ぼす影響

花粉には食物繊維の一種であるペクチンという成分が含まれています。ペクチンは粘度の高い成分で、ジャムやゼリーを作る際に弾力やとろみを出すためにも使用されています。そのため、風で飛ばされず、車の表面に付着してしまうのです。さらに、ペクチンは水を含むと粘度が増す性質をもっています。雨水や夜露で車が濡れてしまうと、花粉はべったりと車にこびりつきます。

水分を含んだ花粉をそのまま放置すると、今度は車体の塗装とペクチンが結合して塗装の表面にシミをつくります。一度シミになってしまうと、花粉を取り除いただけでは落ちません。見た目の問題だけでなく、ミラーが見にくくなったり、花粉がたまってワイパーが使いづらいといった運転上の支障も出てきます。車体に付着した花粉は放置せず、速やかに洗い流しましょう。

車についた花粉の落とし方

花粉の落とし方と、花粉によるシミなどの汚れの落とし方をそれぞれ紹介します。
◎花粉の落とし方
 まずは車体全体に水をかけ、花粉をまんべんなく落としていきます。水洗いが不十分だと水分を含んで粘度を増した花粉が残ってしまうことがあるため、通常の洗車よりも水を多く使用するのがポイントです。最初にタオルで花粉をふき取ると車体を傷つけてしまったり花粉がさらにべったりとこびり付く原因にもなるので注意しましょう。

 しっかりと水洗いができたら、たっぷりのシャンプーで時間をかけて洗います。泡が少ないと残った花粉とスポンジによる摩擦で車体に傷がついてしまうので、シャンプーもいつもより多めに使いましょう。シャンプーを洗い流したら、吸水性が高いクロスを使用して丁寧に拭き上げます。自然乾燥するとウォータースポットができてしまうため、拭き上げまでしっかりおこないます。

◎花粉汚れの落とし方
花粉によるシミや洗車で落ちなかった花粉汚れには、お湯をかけて落とすという方法があります。ペクチンには一定以上の温度より高くなると分解される性質があり、熱を加えることで車体の花粉汚れが消えます。熱湯をかけると車体の塗装が剥げてしまうこともあるため、50~70度くらいのお湯をかけましょう。熱を加えられればよいので、ドライヤーやスチーマーを使っても大丈夫です。ただし、温度調節が難しく塗装が剥げてしまう可能性があるため、慣れていない方はお湯で落とす方法がおすすめです。

花粉がつかないようにするには?

一度花粉が付着してしまうとなかなか厄介ですよね。花粉の付着を防ぐための対策や予防を紹介します。

◎車庫やボディカバーを活用する
 外気にさらす時間が長いほど花粉がつきやすくなるため、なるべく屋内の駐車場や屋根付きの車庫を利用するのがおすすめです。立地などの事情で設置が難しい場合は、ボディカバーを活用しましょう。花粉だけでなく雨水や黄砂の付着も防いでくれます。ただし、乗り降りの度にかけ外しをしなくてはならないといった手間もあります。自分に合った方法で、車体をなるべく外気にさらさないよう心がけましょう。

◎定期的な洗車
洗車をこまめにおこなうことで、花粉の付着時間を短くします。花粉は夜露や雨水などの水分を含んで日が経つごとにシミに変化するため、花粉がついたらなるべく早く落とすことが大切です。雨が降る前に花粉を落とすよう心がけましょう。

 ◎コーティングを施す
撥水加工やコーティングを車体に施すことで花粉が付着しにくくなります。万が一花粉が付着してしまった場合も、車体と花粉の間に膜が形成されているため、シミになりにくいといったメリットも。花粉によるダメージを軽減しながら車体をキレイに保ちたい人は、花粉シーズンを迎える前にコーティングを施すのもおすすめです。


いかがでしたか?花粉汚れ対策には「日常的な予防」と「付着したらすぐに洗車する習慣」が大切です。窓やミラーに汚れがあると周囲の危険を見落としやすくなるので、安全のためにも花粉の汚れは定着する前に落としましょう。




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