道路交通安全方針を掲載しています
SaftyRec iアプリダウンロード
App Storeからダウンロード 無料版はこちら Android MarketからSafety Recをダウンロード 無料版はこちら
安全運転ドライブ大学から最新のお知らせ
安全ドライブ大学HOME > 安全運転コラム

安全運転コラム 安全運転のコツやマナーなどドライブに欠かせない知識をお届けしています。

4月2日はCO2削減の日!
エコカーを運転する際のポイント




4月2日は「4(シー)0(オー)2(ツー)」の語呂合わせから、「CO2削減の日」と制定されています。国際的に問題となっている地球温暖化に歯止めをかけるため、日頃から一人ひとりのドライバーがCO2削減に真摯に取り組んでいく必要があるでしょう。CO2削減の手段のひとつとして、ドライバーにできることがあります。それは、「エコカーに乗ること」です。


エコカーに乗るメリット

「エコカー」は、国土交通省が定めている排ガス・燃費基準をクリアした車の総称です。「エコカー=ハイブリッドカー」という認識を持っている方は多いかもしれませんが、近年増加しているクリーンディーゼル車などもエコカーに該当します。エコカーに乗ると、CO2削減に貢献できるだけでなく、以下のようなメリットが発生する点も注目です。


 ◎燃費がよい

エコカーのメリットとして大きいのが「燃費のよさ」です。例として、ハイブリッドタイプとそうでないタイプそれぞれが出ているメーカー車の燃費を見てみると、ハイブリッドタイプの燃費が27.2㎞/ℓなのに対し、ハイブリッドでないタイプは20.2㎞/ℓとなっており、7㎞/ℓもの差があることがわかります。

またエコカーの中でも、ハイブリッドカーとクリーンディーゼルでは燃費がよくなる走り方に違いがあります。ハイブリッドカーであれば市街地をよく走る場合や低スピードで走行する場合、クリーンディーゼルであればハイスピードで走る場合に、より燃費の消費が抑えられるので覚えておきましょう。


◎税的優遇を受けられる

エコカーは国から利用を推進されていることもあり、乗っていると税的優遇を受けられます。エコカー購入により受けられる主な優遇措置は以下の通りです。

 ・新車を購入する際に20~100%の減税を受けられる
・新車購入もしくは初回継続車検の際に25~100%の減税を受けられる
・新車を登録後、初回納税の際に25~75%の減税を受けられる(例外あり)

自動車には自動車取得税や自動車税などさまざまな税金が発生しますが、エコカーであればそうした税金のほとんどが安くなります。購入金額は高くなるケースが多いですが、長期的な視点で見れば、通常の車に比べてコストを抑えられるのは間違いないでしょう。

エコカー運転時に徹底したい事故対策

燃費がよくCO2削減にも貢献できるエコカーですが、一方で「交通事故が発生しやすい車」ともいわれています。理由は、「静音性の高さ」。エコカーは通常の車に比べて駆動音が非常に小さく、電気自動車に至ってはほとんど音が出ません。騒音が出ないのは1つのメリットですが、「歩行者が車に気づきにくい」という問題があるのも事実です。


すぐ後ろに車が迫っているにもかかわらず、音に気づかない歩行者が突然車道に出てきたり、曲がり角から飛び出してきたりする恐れがあります。国土交通省もこうしたリスクを踏まえ、2018年3月からハイブリッド車や電気自動車には「車両接近通報装置」の搭載が義務付けられました。もちろん車両接近通報装置だけでなく、いざというときはクラクションを鳴らすなど、ドライバーとしても安全への意識を高めておく必要があるでしょう。


エコカーで注意したいもう1つの事故が、「感電」です。ハイブリッドカーや電気自動車といったエコカーには、基本的にリチウムバッテリーが搭載されています。もちろんあらゆるテストをクリアしつつ車体の開発は進められているため、普段の運転で感電する心配はありません。しかし、交通事故によって車体が破損してしまうと話は別です。

事故によって高電圧部品が露出した状態になっている車体は、触ると感電するリスクがあります。高電圧は停車後しばらく残り続けるため、自分はもちろん周囲の人にも車体に触らぬよう警告しなければなりません。また同様の理由から、何らかの原因によって水没したエコカーに触れるのも大変危険です。



 いかがでしたか? CO2削減のため国が推進するエコカーに乗れば、燃費がよくなったり税金が安くなったりとさまざまなメリットがあります。これから先、環境に優しいエコカーがますます普及していくのは間違いないため、今のうちに乗り換えておくのも手でしょう。ただし、エコカーに乗る際は、事故を起こさぬよう細心の注意を払うようにしてください。



バックナンバー
 安全運転コラム│安全ドライブ大学│by Safety Rec(データ・テック)

ページトップに戻る ▲